<Header>
<Author: 李白>
<Title: 與史郎中欽聽黃鶴樓上吹笛>
<Format: 格式不明>
<Year: 1965>
<BookName: 唐詩選　下>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 史郎中欽（しらうちゅうきん）と黄鶴樓上（くわうかくろうじゃ）笛（ふえ）を吹（ふ）くを聽（き）く>
<BookPage: 259>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
一爲遷客去長沙，
西望長安不見家。
黃鶴樓中吹玉笛，
江城五月落梅花。
<End Poem>
<Translation>
いよいよ遠い夜郎へ流罪の身となって、これから長沙へ向かって出發することになった。長安の方角を眺めても、家など見えるはずはない。これからは、またいっそう遠くへ離れてゆく。
黄鶴樓の上で、おもいに沈んでいると、樓中で笛を吹いているものがある。じっと耳をすまして聴いていると、たしかに落梅花の曲だ。この長江にそうた武昌のむし暑い五月というのに、あのつめたい悲しげな、あの別離をいたむしらべよ。
<End Translation>
<Formatted Translation>
いよいよ遠い夜郎へ流罪の身となって、これから長沙へ向かって出發することになった。
長安の方角を眺めても、家など見えるはずはない。これからは、またいっそう遠くへ離れてゆく。
黄鶴樓の上で、おもいに沈んでいると、樓中で笛を吹いているものがある。
じっと耳をすまして聴いていると、たしかに落梅花の曲だ。この長江にそうた武昌のむし暑い五月というのに、あのつめたい悲しげな、あの別離をいたむしらべよ。
<End Formatted Translation>